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高田 和夫; 福田 洋; 服部 隆充; 赤石 準
Health Physics, 41(6), p.825 - 828, 1981/00
体内に取り込んだトリチウムの排泄は、水分摂取量に依存する。したがって体内汚染が起った場合、過剰に水分を摂取させることにより、内部被曝線量を低減させることができる。トリチウム汚染者(推定内部被曝線量約70ミリレム)について約50日間にわたり尿、唾液、呼気中のトリチウム濃度を測定した。また、この期間内に、1週間を単位として2回にわたり、1日当り1lの水分を過剰に摂取させ、その効果を調べた。この結果、トリチウムの体内残留半減期については、過剰水分摂取量から予想されるような減少はみられなかった。この理由は、過剰水分摂取のために、通常の水分摂取が抑制されるためと考えられた。